たまりば

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Posted by たまりば運営事務局 at

2008年06月13日

瓢箪ボディー…35


ネックの取付
接着部分の塗料をスクレイパーで剥す。


ジョイントの方法は  ほぞ / ダボ / いも など いくつかある
金物で固定する方法も少なくない。
で、zooは今回も 一番単純な いも継ぎ でいきます。

弦の張力が小さな楽器のジョイントは、
複雑な加工で精度を落して材の欠損が出るよりも
単純な方法で精度を維持したほうが良い
と思っているし ギターにおいても実績のある工法みたい(本人未確認 文献による)


いや~ それにしても素人っぽい重石でほのぼのですなぁ。
どこをどう加圧したいのか解るでしょうか。
  

  • Posted by zoo at 19:15Comments(6)ひょうたん

    2008年06月12日

    瓢箪ボディー…34


    ボディーにセットしてから最終の調整をするが
    一度フレットの高さを揃えておく。
    道具兼定規はアルミの角パイプに紙ヤスリを貼り付けたもの。
    二度手間に見えるが完成に近付いてからは
    ごつい道具の仕様頻度を減らしたい。


    続いてフレットを磨く。
    指板をマスキングテープで保護し、1本1本。
    単調な繰返しで嫌いな作業、 (^^;
    プレイアビリティに影響するのにね。


    ネックの細い方から磨き始める。
    ご覧の通りだいぶ進んであと少し  ・・・に見えるでしょ?
    本数を数えてごらん、やっと半分だから。

       ふぅ。。。
      

  • Posted by zoo at 18:19Comments(2)ひょうたん

    2008年06月11日

    瓢箪ボディー…33


    ネックの整形。
    小刀、ノミ、カンナ、スクレイパー、ヤスリ 削る道具を総動員。
    木目に注意、
    ここで逆目に刃を入れると力が入っている分 悲しいことになりやすい。

    残念ながら僕は 本体にくっつけて弦を張ってみないと弾きやすいんだか弾きにくいんだか良く解らない。
    セットしてから さらに削る可能性が高いので、塗装は汚れの付着を防止する程度。



    ネックのジョイント部分に経験不足、思慮の無さを露呈した。
    真半分にしない限り、指板よりネックの方を太くしなければならなかったのだ。

    しかし それで納まるにしても あまり不自然なものも作れない。
    次回のへ解決方法も思い付かず ざっくり割り切るべき部分なのだろう。
      

  • Posted by zoo at 19:24Comments(0)ひょうたん

    2008年06月10日

    瓢箪ボディー…32

    小刀やカンナでボディーからはみ出したトップの板を削る。
    リュートやマンドリンも同じだろうが
    裏の丸い楽器は持ち方の要領を得ずなかなか削りにくい。
      そう言えば ひょうたんなまず なんて言葉もあったっけ。


    トップの仕上は いつも通りの艶消しクリアー。
      ぎらぎらした仕上があんまり好きじゃなくって・・・
    というのは言い訳、 塗装は苦手なんだってば。

    塗装というと塗る技術みたいだけど、ある意味 研ぐ技術。
    塗った幕をいかに削るか みたいな とても難しい工程。

      

  • Posted by zoo at 21:04Comments(2)ひょうたん

    2008年06月09日

    瓢箪ボディー…31


     トップとボディーの貼り付け。
    もう一度ボディーの歪みをチェックしてヤスリを掛けなおす。

    要はくっつきゃいいわけだが・・・
    取り敢えず クランプは使えない。
    モールド (外枠)を作るのも なんだかなぁ と思う。

    物凄く横着で素人臭い方法だがこれでいいんじゃない?

    まわりに貼ってあるマスキングテープは
    溢れ出したタイトボンドの付着を防ぎ 接着後の摺り合わせでも役にたつ予定。
      

  • Posted by zoo at 19:22Comments(7)ひょうたん

    2008年06月08日

    瓢箪ボディー…30


     楽器作りを初めてご覧になるかたは
       なかなか形にならない なんとも暇潰しなものだ
    と感じておられることでしょう。
     加えて弦楽器や工作に興味のないかたには全くもってつまらないブログだろうなあ。。。  などと思いつつ

     今日も今日とて裏方作業、

       ブレイシングの取付です。

     ブレイシングは表面板を補強する目的もあるが、 表面板の振動する範囲を区画するという役目がある。
     ギターでは高音側と低音側 (弦の右側と左側) でブレーシングの配置が異なるし ウクレレでも色々なブレーシングを試しているかたは たくさんいらっしゃる。
     なかなかに難しいのではあるが ひょらきーにょ については資料もなく考える基準がない。

     今回は ダイナミック・ギターに使われていたタイプのブレイシングを試してみる。
     この小さな楽器で効果があるのか  お前それはやりすぎだよ  で終わるのか。
      

  • Posted by zoo at 19:51Comments(2)ひょうたん

    2008年06月07日

    瓢箪ボディー…29

    正面から見たネックの形状を調える。

    切り出したフレットを溝に入れ タイトボンドで固定する。
    この辺、T字型のフレットと大きく違う、 叩き込んでなんとかなるもんじゃない。

    昨日もまたまたネックの裏を丸く削らなかったのは、ここでクランプをかけるため。
    木と金属、 そう簡単にはくっつかないが隙間なく密実になれば問題なし とする。
    写真がわかりにくいけど
    埋め込み深さとフレットの整形で一定の精度を保っていれば一度に2本しめることができる。
    接着剤一日放置形のzooにとっては効率が全然違う。

    ここらでペグ(糸巻き) の穴をあけておく。
    小さい楽器とはいえボディーとネックがくっつく前のほうが取り回しが楽だ。

    さて、 握りやすいように裏を削りましょう。
      

  • Posted by zoo at 20:14Comments(2)ひょうたん

    2008年06月06日

    瓢箪ボディー…28

     出たっ クランプ怪獣ネッキー!

       ・
       ・
       ・    m(_ _)m

     ネックにフィンガーボードを取付ます。
    昨日ネックの裏を丸く削らなかったのは、ここでクランプをかけるため。
    先に丸く削り、握りやすいぞ なんて にんまりしていると
    クランプ掛けに四苦八苦する。  ・・・よく知ってるだろ?

    強力ゴムバンドで締め上げるかたもいらっしゃるが、
    僕は慣れないせいか圧力を感じ取れず不安だ。

     で、裏は まだまだ丸くしてはいけない。 なぜかっていうと・・・

      

  • Posted by zoo at 20:13Comments(5)ひょうたん

    2008年06月05日

    瓢箪ボディー…27


     ヘッドプレートの竹を貼る。
    このヘッドプレートを貼り整形したところでネック側の弦長を云々できる。
    工房 (自称) のロゴを入れようか。
    アワビで作ったこともあるのだが、まぁ 今回は プロトタ・・・


     ネックの整形。
    予定の厚さを罫書いて そこまで垂直にノコ目を入れ、裏側をノミで落す。
    ノコ目は細かく入れたほうが安心だ。
    木目を見てどの方向に刃が向かうか予測しながら作業したいところ。


    なんか ネックみたいになってきた。


     そうそう、裏は まだ丸くしてはいけない。 なぜかっていうと・・・
      

  • Posted by zoo at 20:28Comments(4)ひょうたん

    2008年06月04日

    瓢箪ボディー…26


     フレットの製作
     現在 一般に使われているT字型のフレットは単体の商品として売られている。
     高いものではないのだが 買うのもなんだし・・・ ってな気分。

     T字型が現れる以前の バーフレットを作って (使って?) みたかった というのも製作理由の一つ。
     フレットも 古くは象牙や牛骨など獣骨の類だったようだ。
     金属になった時期や今のようなT字になった時期を調べてはいないが
    ラコートギターにも象牙のフレットが存在するところを見ると混在した時期が長かったのではないだろうか。
     せっかくの ひょろきーにゃ、 象牙で作りたいところだが在庫僅少、 まずは 「作れる」 という確信を得たいので今回は安価な材料で。
     プロトタイプ  ・・・いい言葉だ。 (^^;

     手元にある真鍮のフラットバーは 8mm × 1mm × 1,000mm。 巾の8mmを3等分して 2mm強 × 1mm、 長さは50mm程度のフレットを18枚 切り出した。
      

  • Posted by zoo at 19:42Comments(0)ひょうたん

    2008年06月03日

    瓢箪ボディー…25

    慎重に作っているつもりでも・・・

    溝を切る間隔が 1箇所 微妙にずれている。
    定規をクランプで締めての作業にもかかわらずだ。
      最近、
     細かいものが見えにくい。。。


    ずれた溝に呻き・・・ 埋め木をする。
    木目の方向が違ってしまうけど これはしかたないでしょ?


    今度こそは と切り直す。
    埋め木が少し 残っている。

    これでフレットの溝を 0.3mmほど移動することができた。
      

  • Posted by zoo at 19:32Comments(3)ひょうたん

    2008年06月02日

    瓢箪ボディー…24


    そろそろ乾いたかな と2回目の塗装。
    紙ヤスリで下地を作ろうかと思ったが、 普通の楽器のように均一な仕上りは似合わない気がした。 
    布で軽く擦り もう一度タンポでポンポンポン。
    どうしても塗料の乗らないところがある。 油分でも残っていたのか 密度の違いで吸い込みが違うのか。
    それもまた良し。   ・・・ほんとに いいのか?

    ポンポンポンポン もう一層塗り重ねて
       おぉ 写真映りのいい娘だねぇww

     今日は部屋じゅうが溶剤臭い。
      

  • Posted by zoo at 20:28Comments(3)ひょうたん

    2008年06月01日

    瓢箪ボディー…23


    罫書線にそってフレットを差し込むための溝を作る。
    作る といってもノコ目を入れるだけ。
    だけ といっても 水平・垂直・深さ 全てに神経を使う。
    このノコ目の位置で音程が決まるのだ。
    冶具を使ってゆっくり作業を続ける。





    今回のノコ目の深さは1.2mm。 
    深さを決める方法は ノコ刃の脇にベニアを抱かせただけ。
    これっぽっちのことで 一定の深さにノコ目を入れられる。
      

  • Posted by zoo at 19:01Comments(4)ひょうたん

    2008年05月31日

    メヂチ…1


     メヂチという石膏像、 なかなか美しい青年で くちもとの笑みなどは
       ボク、 こんな子なら・・・
    と思わせる。    え?

    少し先輩の女性が
       一生懸命だと 描き手が絵に似てくるって言うわよねぇ
    と おっしゃった。

    そうか、そうなんだぁ  一生懸命描けば ・・・そうなんだぁ。。。

       飼ってる動物に似てくるっていうじゃない
    そっ、そーゆー意味で言ってんの?

       ほら、水泳の選手とか水掻きができて
    いや、それはまた 違う話じゃ・・・

       あれっ? 逆か? 絵が描き手に似るのかしら?

    ・・・
    ・・・
    ・・・ 勘弁してください。。。
      
    タグ :メヂチ

  • Posted by zoo at 21:05Comments(4)デッサン

    2008年05月30日

    瓢箪ボディー…22


    竹刀を削った板を接ぎ合わせフィンガーボード (指板) を作る。
    節が ちょうど12フレットにきてポジションマークになる計算。
    ポジションマークとしての視認性が良いとはいえないのだが他の場所へ持っていくわけにもいかない。


    リュートをはじめフレットを持つ楽器は音痴である。
    平均律とか ましてや純正律とか言われても解決のしようがないのだ。
    楽器が小さくなり弦が短くなればなるほど音痴の度合は増し
      細かいこと言うなよ 陽気にやろーぜー
    な楽器になる。   らっ 乱暴なこというなぁ。

    そうは言っても
      弦の 張力 と音痴の関係
      弦の 太さ と音痴の関係
      弦の 材質 と音痴の関係
    などを調べ、音痴を軽減しようという工夫はされている。

     この説明はちょっと厄介なので
        講義をご希望のかたは ご連絡ください   ・・・おらん ってww。
      

  • Posted by zoo at 19:11Comments(6)ひょうたん

    2008年05月29日

    瓢箪ボディー…21


     力の平行四辺形を覚えていますか? ベクトルです。 物理の時間に習ったはずなんだけど・・・

     材の斜面を圧着する場合、クランプで締めると滑ってずれることがよくあります。
     仮締めのときは接着剤がついていないから 摩擦で滑らない。 で、ヨシヨシと接着剤を塗り、締めたとたんに
       ずるぅ~~~
     習ったはずなんだけど・・・ww

     両端にちょっと止め具をつければ済むこと。 でも、 このての工夫は 失敗しないと身に付かない。

     5本 並んでいる板は指板に使う竹材。 ヘッドを圧着している間に竹刀から削り出したもの。
      

  • Posted by zoo at 18:37Comments(4)ひょうたん

    2008年05月28日

    瓢箪ボディー…20


     鋸(ノコギリ)というものは まっすぐに引けば まっすぐに切れる道具なのだ。
       まっすぐ切れないよぉ~
    という人はだいたい姿勢が曲がってる。
     鋸の刃がまっすぐかどうか見られる姿勢、手をまっすぐに引ける姿勢で切ればいい。
    材料はつとめて水平にする。
      水平ってか ノコ歯が垂直におりればいいように万力やクランプで安定させる。
    利き手で柄の後ろを持ち もう一方の手を添える。
      なにぃ~? 片手で押さえて 片手でノコを引く?
          10 年 早 い わ" っ!
    さあ深呼吸、 あんなことや こんなことは忘れて・・・

     そーすりゃ まっすぐ切れるのかって?
     それほど簡単じゃない、 この先は試しながら自分で探してもらわんと。。。 僕だってちゃんとは できないんだから。

     ここでの精度が低いと カンナ掛け や ヤスリ掛けが仕上の作業ではなく修正の作業になってしまう。
     だからね、仕事が早いってのは そういうこと、 ノコギリを動かす手の早さじゃないんだよ~。
      カンナ屑にまみれて 反省すること しばしば。。。  ダメじゃんww

     垂直に切った物同士を パズルみたいに組み合わせれば
      ほらっ 無駄なくネックができそうでしょ?
      

  • Posted by zoo at 18:20Comments(6)ひょうたん

    2008年05月27日

    瓢箪ボディー…19


     ついに仕様決定!!!   ・・・決めないと作業が進まないところまで追い込まれてしまったww

     ウクレレの原型となったのは ポルトガル の ブラキーニョ。 残念ながら実物を見たことはないのだが 4弦4コースでウクレレより一回り小さかったようだ。

     我が ひょうたんボディー は ウクレレより二回りも小さい。
     取り敢えずは ブラキーニョの資料 (といっても 弦楽器研究家 鶴田氏のものだけだが) から弦長を332mmとする。 ちなみに一般的なウクレレは350mm程度。
     それでも12フレットでボディーにジョイントするとブリッジ (下駒) の納まりが悪いため 変則的ではあるが13フレットジョイントにした。
     ナット (上駒) の巾は39mm、 弦長が短かいということは巾を少し広げておかないと弾きにくいはず、 詰めるのはいつでもできる。

     指板は竹刀を削った竹、 ナットも竹、 サドルは象牙、 ポジションマークはネックのサイドにアワビの丸ポチ、このへんはいつも通り。 ブリッジの材料を決めかねているのだが ジャンクの縞黒檀にしようか。 

     うん、だいたいきまったな。 全部じゃないけど これで作業が再開できる!

    ひょうたん で作った ブラキーニョ、 この娘を
      ひ ょ ら き ー に ょ
    と名付けよう。
      

  • Posted by zoo at 19:00Comments(2)ひょうたん

    2008年05月26日

    瓢箪ボディー…18


     ネック (棹) に使われる材は マホガニー、ナトー、ハードメイプルなどが多い。
     で、安いギターにはラワンを使うことがある。 いかにも廉価なイメージだけど、 僕は安定供給され素直な部分を選びやすいこの材料が嫌いではない。 ラワンには硬軟があり 硬いものを選べば充分ネックを作ることができる。

     今回は ラワンの両脇に桧を配し 互いに反対向きに そりたがる木目にすることで変形を防ぐ。 厚みのバランスが あまり一般的ではないが 呼び名としてはスリーピース構造である。

       決して端材の寄せ集めではない。  ・・・か?
      

  • Posted by zoo at 19:48Comments(3)ひょうたん

    2008年05月25日

    瓢箪ボディー…17


     ここらで ひょうたん に着色をしておく。
     実をいうと zoo は塗装が大の苦手で 普段はクリアー仕上げしかしない。
     しかし、ご覧の通りの ひょうたん を着色もせずにクリアー仕上げじゃ淋しすぎるので
     仕方なしの塗装をする。
     塗料はカシューを選択した。

     未熟者に向いているのはタンポ。
     塗料を布に含ませてポンポンとたたくように着色していく。
     それでもムラができてしまう情けなさ。 
     乾かないうちに補修をすると目茶苦茶なことになるのでしばらく乾燥させる。
       

  • Posted by zoo at 17:08Comments(4)ひょうたん